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エンジェルの下へ Day-02

Mon.15.Nov.2010 @Angel Falls, Venezuela


 2日目。
 いよいよエンジェルフォールに向けて出発!
 宿から船着場へ向かう道中では激しいスコールの洗礼があり、早速のズブ濡れ。それは今回の旅が楽なものではないことを示唆していた。なんたって、特攻船以下のボートの硬い板上に4時間座り続ける旅・・・ケツが痛いなぁ。あっ、穴じゃなくて、骨が痛いんだよ、骨が。片ケツ浮かせるけどね。


 目の前に迫っては過ぎていくテプイ(テーブルマウンテン)。全てを拒絶するようなそのテーブルのどこかに、まだ見ぬ太古の祭殿なんかがあるのかも....そんなことを船上で空想してみる。
 テプイのところどころに白い幕のように垂れる滝を向こう、どんどんと奥地へとペネトレートしていくボート。両側には熱帯雨林特有の草木が茂り、時々姿を見せる鮮やかなオレンジ色の花は、ここが南米だということの決定的証拠となっている。

 南米の草木、花、疾走する小型ボート。それらのアイテムはおっさんの頭を完全に20年以上前にトリップさせていた。
 そこにあったのは、ドリフトと並んで子供時分のスーパーお楽しみ番組「水曜スペシャル」。川口浩率いる探検隊が世界の秘境を抜け行く大冒険プログラムであった。
 そんな浩達の定番スポットはアマゾン。獰猛この上ないピラニアや触るものみな傷つけるワニに遭遇しながらジャングルを進むボート上には、サムスイングを求める浩の渋顔。そして番組終了20分くらい前には隊員がボートから落ちて「どうした!どーしたぁーー!!危ない、危ない〜〜!」と阿鼻叫喚のパニック状態と、そこに被せられるジャジャーン!的な効果音のカオスからCMへとなだれ込む構成と、お約束のように追い求める幻の生物が幻のまま終わっていくフィナーレ。ん〜、当時はドキがムネムネだったな。
 それを追体験している今、頭の中には田中信夫さんの冷静なあおりナレーションが垂れ流され、今まさに誰か川に落ちてくれるのではないかと期待も膨らむ。期待だけではツマラんので、そっと隣の人を押してみると、当たり前のように怒られた。仕方ないから諦めて、田中さんのナレーションを真似てみる。


 船上でサーブされるはミニマリズム溢れる昼食。「コレだけっすか・・・」ダイエット食かと思うくらいの量とクオリティに唖然としながらも、いつ現れるとも知れないエンジェルフォールに備え、隊員たちは鋭い視線を前方に向けるのであった。


 すると突然前方には、宇宙戦艦大和の船首をモチーフにしたようなリーゼントスタイル・テプイが現れた!(ジャジャーン!)
 まるで隊員達がこの先へ進むことを拒むように突き出ている。この先は神の領域...そう告げるようでもあるが、勇敢な隊員たちは恐れをなすことなくさらなる奥地へと進んでいく。


 するとどうだ!(ギャーギャーギャー!パサパサパサ(鳥の声と羽ばたき音))左手には千葉の工業高校生のように恐ろしくつっぱた雲が隊員達の行く手を遮ろうとする。まるで「おら、ジャンプしてみろよ」とカツアゲするようでもある。
 それでも隊員たちは目線をリーゼントから外すわけでもなく、むしろ首を左45度に傾け眉間にシワ寄せながら「ぅあ?」と下から覗き込んでやる。勿論船上だろうと両手はズボンのポケットである。


 お次は雲行き怪しくなってきた。。。案の定、激しいスコール到来。苦行だ。自然の脅威に隊員たちの心は折れるが、それを無視して疾走するボート。
 しかし、この悪天候。雲がかかってエンジェルフォールが幻のまま終わってしまう、ガチ水曜スペシャルなエンディングだけは、避けたいものだ。


 4時間後、滝の麓に上陸しトレッキング開始。コーラのような川にはピラニアはいないが。


 楽観的予想を見事に覆し、かなりハードな山道を歩くことに。エネルギーがミニマリズム・サンドウィッチだけだった隊員たちは、その体力を大幅に奪われていくのであった。はっきり言って体がもたない。


 さらに奥地へ進むと、張り巡らされた根で自然形成された階段が現れた!完全に「もののけ姫」の世界に。。。勿論サソリも毒グモもいないのだが。


 そして!隊員達の目の前に、ついにその巨大な雄姿を現したエンジェルフォール!落差979mの世界最長の滝は、あまりの落差のため、水が地表に流れ落ちる前に霧となってしまい滝つぼを持たない。(アーアーア〜、オーケストラ風)
 戦いは終わった。。。
 ケツを痛め、雨に打たれ、川と山を越えた隊員たち。ピラニアもサソリもいなかったけど、冒険心はくすぐられた。
 「このツアーに価値はあるのか!?」と聞かれれば、「ある!」と答えざるを得ない隊員たちがそこにいた。

  ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


キャンプサイトに移動して夕食のチキン。今夜はハンモック泊。ちなみにハンモックは斜めに寝るといいのだ。

 同行隊員の中に、ひっきりなしにタバコを口にしている女性がいた。集団の中でスパスパ煙を吐いて、それが人の顔にかかっても無関心という、おっさんの一番嫌いなタイプ。
 おっさんも昔は喫煙者だったし、それで人に迷惑もかけていただろうからあまり大きな顔は出来ないが、それでも彼女の振る舞いは生理的に受け入れられないものであった。
 その彼女は展望台でのエンジェルフォール見学を終え、下山中のジャングル内でもスパスパ24時間営業で、後ろを歩くおっさんに煙がモロ被り・・・・やめれ。
 煙が目にしみるとプラターズは切なく歌いきったけど、そんな甘酸っぱい想いは微塵もない。人がジャングルトレッキングを楽しんでいる時に、余計な臭いを発しないでくれ。
 魂が出そうなため息を置き土産として、彼女との距離をとり、新鮮な空気の吸い貯めとばかりに深呼吸する。
 無事下山しキャンプ地へ。キャンプ地とは言っても、ジャングルに変わりなく、ドコ行っても蚊やダニにモテモテのおっさんはソッコーで虫除けスプレーで防御を固めるのだが、そのスプレー残量はそれ程なく、この先どのタイミングで購入出来るかも分からないので、すんごく大事に少量振り掛ける。よーく考えよう〜、スプレー大事だよ〜。
 それを近くで見ていたタバコ女が、スプレーを貸してくれという。「ダメ、ゼッタイ」と強く断ることのできない弱いおっさんは、渋々貸してやることに。するとどうだ!タバコ女はオノレの吐く煙同様にプッシューっと大量のスプレーを出し、おっさんの3倍くらいは軽く使いやがった!オノレはシャー・アズナブルかっ!!
 ケチになりたくないから、あーだこーだと思いたくないけど、心の中で中指立ててやった。1回で気が済まなかったので、何度も立ててやった。でも気を取り直して、彼女が虫に刺されなければいいだろう、そうポジティヴに人の幸せを願うことにした。おっさんのスプレーが役立ってくれれば、、、と。
 そして10分後。タバコ女はシャワーを浴びて、すっきりサッパリしてやがった。。。生まれて初めて殺意を覚えた瞬間だった。

| Venezuela | 21:00 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
おーー
自分も 夢見る
風景です

死ぬまでに みてみたいな〜〜

はがき 届きました。  

では〜〜
| シンガリ | 2010/12/20 4:17 AM |
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