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今回は、トムとどこまでも?

Wed.21.July.2010  @Mbeya, Tanzania

  
 優しさに触れたマラウィを抜け、タンザニア入国〜。ここムベヤという街からタンザン鉄道に乗って東海岸に位置するタンザニアの心臓ダルエスサラームへと向かい、そこから今回のアフリカ旅行のハイライトであるザンジバル島へと進路を向けていく。

 ンカタベイで出会い、一緒にタンザン鉄道に乗車することになった日本人のテラさん・アメリカ人のトラヴィスと共に朝8時にムベヤ駅でタンザン鉄道の寝台車を予約。当日では予約が難しいかと思ったけど、朝一だったこともあり無事に予約完了。
 そんじゃ、14時の出発まで時間があるんでちょっと市内でも見ましょうかね、なんてムベヤ駅を出ると怪しいヤツが近づいてきた....



(ト)「ヤッホー、やっとタンザニアまで来たね〜♪」
(お)「....誰だよ、おまえは。ってか何でいつもB級パチもんばっかり・・・」
(ト)「まぁまぁ旦那〜、いきなりそんな釣れないこと言わないでよ〜、オイラがサクサクっとこの街を案内してあげるからさ♪オイラのことはトムとでも呼んでよ、ヘヘヘ。あ、ミッキーの野郎はオイラの姿見たら逃げてきやがったんで、今日は来ないですよww。さ、さ、こっちこっち!早速行きますよ〜♪」



(ト)「まずは、宿ね。アフリカ大陸もこの辺りからマラリア危険地帯に入ってくるだよね〜。だから大抵の宿には蚊帳が標準装備されてるのだ!すごいでしょ〜オレん国、タンザニア。え?どこの宿の蚊帳も穴が開いてるって??そりゃー、少しくらい穴がなかったら寝てる間に息できないでしょうー旦那。頼みますよーもう〜。さ、つぎ行きましょ、つぎ♪」



(ト)「懐かしいでしょう〜。タンザニアでは日本の中古車(特にトヨタ)が全体の9割じゃないかって
くらいに走りまくってんですが、なんとの日本の郵便屋さん赤バイクまで現役で走ってるんスよー。
モチロン郵便用じゃないッスけどね。」



(ト)「そんでこっちはインドのリキシャーね。これまた懐かしいでしょう〜、
インドな日々を思い出すでしょ〜。いや〜あの時のおっさんは日々戦ってたね。」
(お)「そうなんだよなぁ〜、5円10円ふっかけてきたインド人と日々せめぎ合いの値段交渉してたんだよなぁ。まぁ金額ではなく、なんていうか、騙す事に許せないというか、人間的に許せないというか・・・」
(ト)「そんな感傷深げに〜。まぁここタンザニア人も負けず劣らずウザイ感じで・・・」
(お)「はっ?どういうことだ??」
(ト)「あ、いや、いや、まぁ後で解りますよ(汗)。あ、ちなみにリキシャーはインドからの
輸入品もあるんだろうけど、こっちで造った新車も町では売ってるんですよー。」



(ト)「大人はウザくても、子供はかわいいでしょー。」



(ト)「かわいいついでに、オイラのお友達も紹介させてくださいよ〜。
ロイヤル・エスキムーンでーす♪セーラームーンの仲間入り目指して頑張ってるんですよ♪」
(お)「・・・・おい、こんなのいいからそろそろ昼飯連れてけ。」



(ト)「それではマーケット内にある、おばちゃん特製のチップス&牛肉角切りですよ♪」
(お)「おぉ、このチリソースはなかなかイケるなぁー!グッジョブ!!・・・ん?・・・でも、この肉、硬すぎて噛めないぞ。アゴ痛すぎだわ。全部食ってたらアゴが使い物にならなくなるわ!!」
(ト)「あ、そうですか?僕は噛めるんだけどなぁ。。。それでは、そろそろ時間ですね〜。旦那、最後にお土産でも買いましょう♪いい店知ってるんですYO!」



(店)「いらしゃいマーセ〜。これはマサイ族のポートレートでーす。一枚20ドルでイイでーす。なかなかの自信作でーす。あ、それから、あっちにあるセックスしてる象の木彫りもオススメでーす。」
(お)「ヘイ!ユー!!こんなポートレートおっさんでも描けそうだゾ!、しかも象の木彫りなんて表面粗すぎだし、小学生以下だぞこのクオリティーは!こんなの買うヤツの顔が見てみた・・・って、トラヴィス買うのかよーっ!!」


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 結局最後は土産物屋に連れて行くという世界中どこでも変わらぬインチキツアーであった。
 駅に戻ると、当然の如く電車の到着が遅れている。まぁいつも通りだわな。
 出発時刻もとうに過ぎた17時、ようやく駅員が「20時には出発します。」と告げてきた。
 さんざん待っている間に鼻クソも耳垢も取り尽くしてしまい、することがない。だからと言ってアゴ外した放心状態で待っていてもハエが寄ってくるだけなので、駅から歩いていける集落にエサを求めてトラヴィスらと歩いていく。

 道中たまたまJICA協力隊員の方に出会い、メヤメチャ美味しいローカルフードを教えてもらったり、現地で接するアフリカ人気質や、彼らに産業技術を教える難しさ等について有意義な講義を受けることもでき、いやー、満足満足と電車到着1時間前に駅に向かうと、道路と同じく駅舎も真っ暗に電気が落ちている。
 「へっ!?マジ!?電車イッちゃった!?」
 露天商も長い列を作っていた自由席の客も誰もいなくなった真っ暗な駅舎へ向かって慌てふためき走っていく旅人たち。
 「完全にアウトだよ、まいったなぁー、今から夜行バスに間に合うかなぁ、、、」なんて、体はおもっくそダッシュしながらも次の手を考える頭。冷静と情熱の間とはこのことを言うのか。
 硬くチェーンが巻きつけられたドアを叩き、誰かいないかとすがるように叫ぶ。ここが世界の中心ではないことは全員理解していた。多分。
 すると、中から人影が見えた!「まぁまぁ、どうどうどう、大丈夫。まだ間に合うから。」と阿鼻叫喚寸前のおっさん達をなだめる様にして駅員さんがチェーンを外してくれる。
 どうやら駅舎内の電気は消灯したものの、乗客は電車が滑り込む前のホームで待たされているようだった。
 一同ホッと胸を撫で下ろした。パニックになった自分たちが滑稽だったのと、予定通りの時間に電車に乗れるだけにも関わらず、「間に合ったーっ!」と、自分達が何かを成し遂げたような喜びがこみ上げてきて大きく笑いあった。
 トラヴィスは「良かったー!象の置物も取られてないっ!!」と駅舎内に置いて行ったオブジェクトを愛撫しながら一際喜びハイタッチをしてきた。誰一人として「誰も取らないと思うけど・・・」とは突っ込めなかった。。。

 20時過ぎ。6時間遅れでタンザン鉄道はムベヤを出発。この電車は道すがら国立公園内を抜けて行く。野性の動物たちに出会えるのではないかという期待と疲労感を胸に、久しぶりに寝台電車で眠りについた。

| Tanzania | 02:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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