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真昼間のダンディー
 Thu.19.April.2007

 早朝バンコクから黄金に輝く屋根がお出迎えするヤンゴン国際空港へ。
 ミャンマー最大都市ヤンゴンは思ったよりも都会。しかし、2,30年前の日本の商用車や都市バスが走り、トラックの荷台には人がコレでもかとスシ詰め。排気ガスによる大気汚染はキツく、空港からダウンタウンへのタクシーをシェアしたフランス人二人組は目も開けていられない。
 しかし、この「排気ガスです!」と強く主張する空気にそこはかとない懐かしさを感じるのはなぜだろうか。最近は都市機能がオーガナイズされた街ばかり歩いてたから、こういう荒々しい世界を見て触れて感じていると、なんだか旅してる感が戻ってくる気になってしまう。


 ぎゅうぎゅうの乗り合いトラックも久しぶり。たまに乗るからいいんだな。

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回転済み。
 今にも落ちそうで落ちない金箔にコーティングだれたゴールデンロック。ミャンマー人にとっては聖地。

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 信仰心厚いと言われるミャンマー。黄金に輝くパゴタには日夜を問わず大勢の人々が訪れる。そこには大マジメだからギャグに見えてしまう個性的な仏像が鎮座する。

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 「お寺とはもともと人々が集う場所なんだ」
 昔知り合いのお坊さんに聞いたことがあるけど、ここでは実際にそれを感じる。
 何をするでもなく集まる人々。昼寝をし、本を読み、ご飯を食べ、世間話をし、恋人と愛を語らう。思い思いのスタイルで。ちなみに敷地内は喫煙可。

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 ミャンマーでは生まれた曜日が非常に重視され、それを応用した占いも盛ん。曜日は週8日制(水曜日が午前と午後に分かれる)でそれぞれの方角とシンボルの動物があり、パゴダでもそれぞれの方角に置かれた曜日別の神の前で人々が祈っている。ちなみにおっさんは土曜日生まれで方位は南西、動物はドラゴン。どーでもいいですね、ハイ。

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 突き抜ける青空の下、赤く焼けた農道のような幹線道路を歩く。「金?いいからいいから、乗ってけ!」「何?なにー?キレーに撮ってよ!」そんな親切な人々との触れ合い。
 道すがら、老夫婦が構える商店で一休み。言語が異なるもの同士最良のコミュニケーションは指差し意思表示。スプライトを指差すおっさん。笑顔で頷くおかん。よしよしと滴る汗をぬぐって奥の日陰に腰掛けるおっさん。何ヶ月単位で炎天下にヤキを入れられていたであろう、おっさんが指差したまさにイグザクトリーなスプライトをケースから抜き出し王冠をブッ飛ばしとびっきりの笑顔で差し出すおかん。。。え、あ、いやぁ...冷蔵庫....なんてあるわけないよね...スマイルが最大の営業アイテムとは万国共通。
 40度を超える灼熱世界、ベテラン☆ウエイトレスが優しい眼差しを送り続ける中で飲む「温い」ではなく「熱い」スプライト。
 え?どうだったかって?試してくださいよ、是非。おっさんはコンプリートしたよ。

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 ミャンマー北部へと向かう長距離バスターミナル。辺りは大きな荷物を抱えた人々がごった返している。そんな中で見つけた屋台で夕食をかき込む。何種類ものスープやソースなんかをオカンのサジ加減でトッピングして食べる麺。んー、まぁイケんじゃん。でも足んないな、モグモグ。おかわりー!
 お腹いっぱい、後はバスで寝れるかな。なんて考えながらオカンにお勘定を渡そうとすると「いらないよー。」だって・・・・何で??「さっきここに座ってた人がアンタの分を払ってったわよー。」・・・・って、えーーーっ!!!なんだそのお金持ちの中年の口説き方みたいな厚意は!その人とは一言も喋ってないし、視線すら合わせてない。確かおばさんだったような・・・くらいの記憶しかない。何だよそれー。カッコ良すぎるゼ!ミャンマー人!!

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 いなご食べるー??・・・いや、結構です。。。そんな弱気でどーするYO!自分に渇を入れ少女が差し出した一匹をパクリ。ん〜、エビの姿揚げ?味的にはイケるよね。あ、いや、もういりません。


 ビアステーションなるテレ朝の支配下に思えてしまう場所があるんだけど、ここで飲む生ビールが安い!1杯40円くらい。ちなみに瓶ビールだとその3倍くらいする。40度超えのこの地でグビグビするのは気持ちいいーね。 


 自転車の右側に補助席を付けたサイカーなる乗り物。語源はサイドカーだとか。


 夕方になり気温が下がってくるとあちこっちで籐で編んだ玉でのリフティング遊びが始まる。ノールック・バックサイド・ヒールキックが上級技らしい。写真のおじさんは身軽なデブそのままに、かなりのテクニシャンだった。






 軍事政権であったり、アウンサン・スーチーさんを何年にもわたって自宅軟禁していたり.....入国前には少しネガティヴなイメージを抱いていたけど、いざ街を歩いていても「これは軍国主義の悪癖・・・」なんて感じることは殆どなかった。確かに、インターネットには政府の閲覧プロテクトがかかっているんだけど、知的好奇心という基本的欲求は人間である限り尽きることはないわけで、みんななんとかやってるんだよね。想像とは全く異なり街中で軍服を見かけることも殆どなく、なんだか肩透かしを喰らった気になっていた。
 しかし、少しばかり話す機会のあった現地人にそのことを伝えた時、自分の浅はかな考えを呪った。
 「軍服なんて着てないよ。着るわけない。ヤツらは何食わぬ顔で街に溶け込み、オレ達が何を話してるのか聞き耳立ててるのさ、だからうかつにその手の話は出来ないし、そんな状況の中で自分と同じく何かを変えたい意思を持った人間を探そうなんて出来なんだよ・・・。」
 まだまだ何も知らない。表も裏も。
| Myanmar | 19:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
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