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現場復帰
 Tue.27.Mar.2007

 ぐるりと一周したインドの終着地コルカタ。2ヵ月半と長かったインドもここで最後だ。

 インドが生んだ偉大なる愛の使者マザーテレサ。彼女が全ての人々に愛を、と建てた救済施設も今では世界中に750箇所以上に広がった。
 日本にも、東京、名古屋、別府と三ヶ所ある。.....別府...なぜ別府?そんな疑問はまた次回。



 ここコルカタはその聖地とも言える場所であり、世界中からボランティア活動をしに人々がやってくる。中には何十年とここでボランティアをしている人もいる。
 おっさんもまた、そこに吸い寄せられた一人。今まで何カ国かの福祉現場を見学させてもらったけど、海外で直接支援をするのは今回がはじめて。ほんの一週間ちょっとだけど、一年ぶりの現場復帰。

 久しぶりに現場で見る福祉の世界は以前とは違っていた。確かに、所変わればモノも違う、ましてや国が変われば。しかし、それ以前に、明らかに今までとは違う視点、何かほどよい距離で福祉に接することができている。いい意味で新鮮な感じがした。

 屋上で一人洗濯物を干す頭上には、マンガの吹き出しのような雲がプカプカと浮かび、その中にはさっきまで一緒だった子供たちの顔。そこから飛び立つ、ゆく宛てのない旅。
 以前勤めていた施設の利用者さんたち、同僚、友人、家族....優しい上昇気流に乗ってフワフワと流れていると、ふいに時空と記憶の狭間で陥ったエアポケット。
 「福祉って何?」「幸せって?」「思いやりって?」「優しさ?エゴ?人のため?自分のため?」「そもそも存在って.....」
 過去・現在・未来・・・ランディングポイントなき永遠のテーマへの旅。エアポケットを抜けても「何なんだろう」という燃料でなんとなくの安定飛行。しかし、視界良好とは言えずとも、以前よりもちょっとだけ広角な感じかも。




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 「あのぉー、これどこに置けばいいんですかぁ?」いや、知らないし。僕も来たばっかなんで....それはボランティアを始めて2日目のこと。すでにベテランのような振る舞い?態度がデカい?
 色んな国、色んな土地、色んな文化、色んな宗教、色んなシチュエーショーン.....いつもキョロキョロ、ビクビクしていたら疲れる、ってかやってられない。自然とどこにいても堂々と自然体でいるようになってしまうのだろうか。いわゆる「すわってる」ってやつ。以前に書いた「感覚のマヒ」とは表裏一体かも。

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 マザーハウスでのたった半日のボランティア体験をした春休み大学生が「オレは障がい者と心が通じ合った!」「彼らはピュアだ!」「死ぬほど感動した!!」と口角に泡飛ばすのを見るとブン殴ってやろうかと思う前に、おっさんの全てが凍り付いてしまう。
 たった数時間でその人、その世界観を我が物にしたかのような錯覚。マスコミが作り上げたイメージをトレースし、それが真理だとほんのちょっとの体験にシンクロさせて自分の意見としてしまう思考。反面教師とはこのことか。
 もちろん全ての大学生がこうって訳じゃなく、彼だけなんだろうけどさ。とりあえず君は出家したほうがいいよ。
| 福祉 | 19:38 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
久々の現場に色んなおもいが頭を巡ったみたいだね。福祉かぁ…ホントに福祉ってなんなんだろうね。私たちが携わり、身を置いてきた環境がそれなんだとしたら、私は一番自然で居られる場だったなぁ。ボラの大学生がいつか色んな意味で気付いてくれますように…。旅継続一年バンザ〜イ\( ^_^)/これからも気を付けてね〜♪
| yukacha | 2007/05/01 11:45 AM |
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