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いつかの少年
 Wed.22.Nov.2006

 異なるものが接触するところには境界というものができ、そこは白でも黒でもなくグレーになる。
 アフガニスタンと混ざり合う国境近くのバザール。そこには意外にも様々な物が大量に溢れ豊かなようにも感じられる。
 彩とりどりのスパイスの横には日本の子供のおやつ代以下で売買される大麻の種や乾燥させたケシの実。
 いいのかな....戸惑うこの日本人観光客に向かって「写真撮ってよー」とあどけない笑顔でバナナを売る向かいの少年たち。

         彼らと僕の間にある未知の世界

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 アフガニスタン人区域にあるモスク。ボーっと立っているといつの間にか大勢の人だかりに囲まれていた。握手を求められたり触られたり・・・まるでスーパースターか動物園のニューヒーロー。どちらにしても好奇の対象には違いない。彼らから悪意のようなものは全く感じられずコミュニケーションを取りたいが通じ合う言葉を持たない・・そんな気持ちが伝わってくる。
 まいったな...そう思っていると英語を話す人がその場から連れ出してくれる。「彼らはタリバンだよ。」・・・えっ!?タリバンってあの武装テロ組織の!?
「タリバンとはイスラーム宗派の一つであって、決してテロ組織の名前ではないのだよ。彼らは勤勉で心優しい人々なんだけどね」
 自分は現在の国際情勢を知る上での基礎知識に欠けていることを思い知らされる。
           貧弱な知識と先入観

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 「こっちに来い!ここに座りなさい!!」ガランとした室内にも関わらず自分の隣に僕を座らせる、脂ぎった薄頭に口髭をたくわえた店の主人。気づけばさりげなく僕のお尻の下には彼の手が滑り込んでいる。もちろん別れ際には握手ではなく熱い抱擁・・・
 そんな主人が巣くうストリート、酒に薬に銃にニセ札、超武装してるが故、警官も踏み込まない何でもありの無法地帯。長居をする異邦人は誘拐の対象となる。
 そんな一角で売られる紛れもないネーム入り一点もの米兵グッズは、アフガニスタンで米軍トラックを襲撃して手に入れたものらしい。・・・それは米兵の遺品ということなのだろうか.....

          本物の無法地帯

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 アフガニスタン難民キャンプ。差し伸べられていた国際機関からの支援の手は切られ、彼らは今、大変苦しい立ち場にあるという。
 汚水は道に溢れ、泥遊びくらいしかすることのない幼児にはマラリアが蔓延し大事に至る場合も多いという過酷な住環境。
 どう見たって不衛生なゴミの山・ゴミの川からペットボトルや瓶を探し出しその日を暮らすにも足りない小銭を稼ぐ少年たち。
 −−これ以上何を搾取するのか−−群れ固まり黒いとてつもなく大きな一つの生き物のように見える蠅に対していつも以上に腹が立つ。
 何もしてあげられないと偽善者のように憤る自分。−何て顔しるの?−ひょいと立ち寄っただけの旅行者が何かしてくれるなんて、はなから期待なんてしない。しっかりと地に足をつけ優しく手を振り笑いかける少年たち。

      どちらが逞しいかなんて解りきっている。
| Pakistan | 01:37 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
想像し難い生活環境の中に、そこしか知らないそれが当たり前の子どもたち…期待せず、不満ももたず、疑問にも思わずひた向きに今日を生きる…豊かになって失いものの多さ。何だかなぁ…ちっぽけな自分、考えさせられたよ。十分に気を付けて!
| yukacha | 2006/12/16 3:00 AM |
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