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Ishpata Baya !!
 Tue.28.Nov.2006

 アフガニスタン国境に近いパキスタン北西部の谷にひっそりと暮らすカラシュ族。以前は10万人いたと言われる人口もイスラームへの(強制的)改宗や移住等により今ではこの地に3千人ほどしかいない、いわゆる世界の少数民族。
 元々は彼らの谷であったこの地も今では入植してきたモスリムが多数を占めているのが現状。

 鬼神のごとき活躍で歴史にその名を残す偉大なマケドニアの王、アレキサンダー大王。彼は領土を拡大するその過程、占領した土地は部下に分け与えていたという。
 アレキサンダー大王の東方遠征時にこの地を分け与えられ、留まった人々がカラシュ族のルーツであるという説もあるが、定かではないらしい。
 言われてみると確かにヨーロッパ系の顔立ち、何より青い瞳が印象的な人々。

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 男性はパキスタン一般男性が着るシャワールカミース姿とこれといった特徴はないのに対し、女性は額の右側にまわされた三つ編とカラフルな民族衣装が印象的。2,3歳の子供からおばあちゃんまで、起きてから寝るまでずーっとこの民族衣装を着ている。

 「シュパータ・バーバ!」と挨拶すると「シュパータ・バーヤ」と照れ笑いを浮かべ挨拶し返してくれる年頃の女性。二人の距離にやわらさを感じたその瞬間「ペッ!」と笑顔でツバを吐かれてしまう、・・・パキスタンでは民族・性別に関わらずみんなツバを吐きまくっている、屋外だろうが室内だろうが関係なし。しかしいくら癖でも、このシチュエーションはヘコむなぁ。。。



 シィシュトと呼ばれる女性の頭飾り。沢山の小さな貝殻には子宝の願いが込められる。

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 この谷に来てからは「ダル」っていう豆の煮込み、それと「チャパティ」(パン)。そればっかり食べている。毎日が豆祭り。
 しかし、豆っつーのは、あれね、腸内革命起こすのね。もー内戦やってるトコにNATOが空爆してるような状態で、ドッコン・ボッコンお腹でやってて、もちろんそれは腸内だけでは収まるワケもない。
 「コレ、車の中だったら練炭いらずだな」なんて思いながら推定942ヘクトプラズマな自らの刺激臭に咳き込むおっさん(バカ)。ちなみにうんちは黄土色(最近汚物ネタが多い!?)。


 すぐ目の前の山頂には雪が積もってるような標高にあるこの地。ちょっと日が陰ると一気に寒くなる(星空はサイコー!)。ここでは朝晩の暖をとるのはこの薪ストーブであり、日中の薪割りは日々の大切なお仕事・・・だから前日の生野菜で消化器官&排泄器官が破壊の限りを尽くされていたとしても斧を力いっぱい振ります。 ふっ!うぅぅぅっっ・・・漏れそうぅぅ。。。(もういいって)

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 毎日夕方に行われているクリケット。村最大の娯楽なんかな?かなり盛り上がる。
 試合の中休み、隣接する畑で子供達とサッカーをしだすと、あれよあれよという間に人は増え、サッカーボールはおっさんの手を離れどうにもこうにも収拾のつかない状態に。
 それはもうサッカーではなく本能のまま、どこでもいいから玉を蹴るという行為だけが全てを支配する世界。オジサン達が真剣に、子供が目の前にいようが関係なくおもっくそ蹴りあげ、時には子供からボールを奪い取る魑魅魍魎☆地獄絵巻。
 クリケット再開後も、そんなのそっちのけ。もう村の男全員じゃないかってくらいに戦国武将は増加し完全にアウト・オブ・コントロール。
 あまりの狂乱ぶりをみかねた長老がその輪に乱入したと思われたその刹那、ボールを取り上げ
     「クリケットやってんだから、そっちに集中しろーッ!!」
と一喝。村の伝統行事を汚す行為にブチ切れる。
 おぉ、長老ナイスな裁き・・・だけどボールは返してね。

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 カラシュの小学校を訪問。みんな真剣に勉強していた。おっさんの子供時代とおんなじだな。




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 全てのことが申し訳ないくらいにどうでもよくなることが起こった。

 11月28日、11時。自分にとっての初雪が降た。
 春に日本を出た当時は思いもしなかった場所で冬を迎えた実感。気がつけば長い間漂い、そしてこれからも漂い続けようとしている自分。
 ここまで来たある種の充実感。雪それ自体が持つ切なさ、孤独感。何となく、何も考えずに立ち尽くしている時間。色々なものが混ざり合うことなく、離れ合うこともなく、何となく何気ない距離感で存在している状態。悲しいように見えて、その実、心和むとき。
 何となく、意味もなく「雪はいいな、やっぱり好きだ」と呟いてみる。
| Pakistan | 04:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
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