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マジカル☆いい人ツアー!

Wed.18.Aug.2010 @Khartoum, Sudan

 「ジャパニー!しつこいわよ!!問答無用で明日また来なさい!さぁ、早くここから出て行きなさいっ!!」
 レジストオフィスのウガンダみたいな顔したエラそうなおばさんにブチ切れ&ケチョンケチョンに心を折られてしまい、うつむきフラフラと歩を進めるジャパニー。
 あぁ、こんだけ苦労してここまで辿り着いたのに、また明日も来るのかよ。。。暑いし、しかもタクシー代バカになんないし。。。はぁ。。。
 そんな見も心も限界の時に出会ったのが、かっしり体型で白いイスラームの男性衣装ガラベーヤ(丈のもの凄く長いTシャツみたいなもの)を着た、ゾマホン似の彼だった。同じくガラベーヤにプラスしてイスラーム帽を被り、スラリと背の高い相棒と二人、レジストオフィス出口で心配そうに話しかけてきた彼は、英語が少しできるようだったので、宿へ帰るタクシー代をセーブするため、ここから市街への公共バス乗り場等を聞いてみた。しばし周囲の人にも行き方を聞いてみた彼だが、どうやら乗り継ぎが複雑らしく「ジャパニー、オレが宿まで乗せてってやるよ!」と彼の車に乗せてくれることになった。
 おぉ、またしてもスーダン人のイイ人ぶり爆発だぁ〜。1時間に1回は起きるなぁ。そんなことを思いながら乗り込んだ彼の90年代に母国で活躍したであろう紺色の日産サニー(スーダンでは7,80年代の日本中古車から最新欧州車まで色々な車が走っているが、その中では比較的新しい部類の車。ちなみに韓国車割合がダントツに高い)。
 実はナイジェリア人でカルツーム在住である彼ら。大船に乗った気持ちで走り出した車であったが、これがマジカルいい人ツアーの始まりだった。。。


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 スーダンに入国した外国人は、3日以内にレジストレーションをしなければいけないという規則がある。エジプトから水路入国の場合は国境でできるのだが、僕の場合のエチオピアとの国境ではできず、ここカルツームですることになった。
 朝、宿のおっちゃんに「レジスト行ってきまーす」と告げ、全てのやる気をそがれるような暑さの中、事前情報で得た住所を頼りにほっつき回るが、それらしきものはどこにも見当たらない。
 ほとんど干からび、スルメのようになった2時間後、やっと見つけたそれらしき施設の警備員に「レジストここですか?」と聞いてみると、幸いにも英語が出来る人で、「おぉー、ゴメンヨ〜。レジストオフィスはここから引っ越しちゃったんだよねー。タクシーじゃないとちょっと遠いよ。」という答え。
 タクシー代セーブしようと、このクソ暑い中2時間歩き回って結局タクシーかよ。。。仕方がない。体力も限界近かったので、気持ちが折れる前にタクシーで行くことにする。

 レジストオフィスは警備員の言う通りかなり遠かった。しかし、これでやっと終わる!今日の仕事はキツかったー。などとレジスト前から既に終了モードになりながら、カウンター越しにパスポートを提示すると、ラマダンでダルそうなお兄ちゃんは顔を机の上に乗せたまま、チョイチョイと中には入れの手信号。んー、ここでも英語通じないかな。
 カウンターの奥にあるオフィスに入ると、そこには英語が出来るウガンダ似のおばちゃん(大ボス)とハリセンボンの痩せた方似のおばちゃん(中ボス)、それに綺麗なお姉さん(アシスタント)がいた。
 ウガンダがひとしきり僕のパスポートを見舐め回した後に、「ジャパニ−、レジストするには宿のレターが必要なの。それを持って明日また来なさい。以上。」と、シンプルかつ痛恨の一撃のようなお言葉。
 ・・・一瞬、いや3秒全ての動きが止まってしまった。レター!?はぁー!?宿のおっちゃん出発前にそんなこと一言も言わなかったぞ。
 「マダム、プリ〜ズ」もう一度こんな遠くまでくるのは御免だ。何とかならないかとウガンダに懇願してみる。綺麗なお姉さんも援護射撃を少しだけしてくれたが、ウガンダの前にハリセンボンでシャットアウトされてしまった。
 そして、、、「ジャパニー!しつこいわよ!!問答無用で明日また来なさい!さぁ、早くここから出て行きなさいっ!!」ウガンダは短気だったらしく、粘ろうとするジャパニーにすぐにブチ切れてしまった。ジャパニーの横にある綺麗なお姉さんの哀れみの瞳だけが唯一の救いだった。
 うつむきフラフラと歩を進めるジャパニー。あぁ、こんだけ苦労してここまで辿り着いたのにまた明日も来るのかよ。。。暑いし、しかもタクシー代バカになんないし。。。はぁ。。。


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 「ジャパニー、オレが宿まで乗せてってやるよ!ドコまで行くんだよ?」問いかけるゾマホンに宿の近くでランドマークになりそうな「UNスクエアー」「ジャーミー・アルカビール(アルカビールモスク)」(近くの有名そうなモスク)を告げ、それらが記された市中心部の地図を見せる。
 穴が開くくらい地図を覗き込むゾマホンの姿は、その一生懸命さが伝わる一方、”コイツ、本当に大丈夫かなぁ。。。”と不安にさせるものであったが、相棒と軽く何か話し合った後、「OK!オーケー!」と熱風を切り裂き軽快に走り出したゾマホンの紺色日産サニー。
 「コレでかいだろ〜、ショッピングセンターなんだぜ!」など、ゾマホンのちょっとした街紹介を交えながら飛ばす日産サニーは、途中でカルツーム空港の横を通り抜けた。金網で仕切られた空港敷地内の片隅には、クラッシュしたかのように胴体が3つに別れ、無残にもそのまま放置されたジャンボジェット機が横たわっていた。かなりフォトジェニック!カメラを構えようとしたけど、軽快な日産サニーはすぐにそれを通り過ぎてしまった。まぁ仕方ないか。
 ・・・それにしても、、、来るとき空港なんて通りがかからなかったけど、、、大丈夫かなぁ。。。
 そんな不安は、しばらくすると現実のものとなってしまった。
 「着いたよ!ココだろ!!」鼻頭に汗を吹きながらも、自信満々に後部座席の僕に振り返ったゾマホン。彼の先には高く、どこまでも長く続くクリーム色の壁。そして、その壁の前には真っ白な車体横に黒字で”UN”とこれ見よがしにペイントされたランドクルーザーが数えられないほど駐車されていた。
 そう、僕の発した「UNスクエアー」の”UN”に反応したゾマホンは、カルツーム郊外にあるUN(ユナイテッド・ネイション<国連>)の駐屯地のような場所へと来たのだ。僕が差し出した市街地図は全く意味がなかったのだ。

 正直ドッと疲れが出てしまったことと、真実を伝えねばいけない気持ちで、ゾマホンには申し訳なかったが、「あっ、いや、ここじゃないんだ」ともう一度、地図と場所を伝えるが、ゾマホンと相棒の頭上にはくっきりと”?”が浮かんでいた。
 僕の言葉と、場所を間違えてしまった自分自身への羞恥心はなかった事のように、またもや一心不乱に地図を覗き込み相棒とゴニョゴニョ相談するゾマホンの姿であったが、そこに説得力はもう微塵もなかった。
 諦めたゾマホンは、道端で乗り合いバス待ちをしている紺のチノパンに白の半袖シャツ姿で肩掛けかばんを持ったおじさんに、地図を見せ道を聞きだした。
 その気持ちだけで十分だった僕は、通常以上にお金がかかってもいいから、ここからタクシーで帰ろうかと思った。これ以上ゾマホンが困るのが申し訳なかった。
 しかし、その3人目のおじさんは自信満々でゾマホンに道を教えている。ゾマホンもそれがよほど頼もしかったようで、おじさんに一緒に乗っていくよう頼み、なんと、おじさんも二つ返事でそれを了承したのだ。多分行き先が同じような方向だったのかもしれないが、なんという軽いノリ!逆ヒッチか。
 しかし、おじさんの自信満々オーラは僕の不安も一気に拭い去ってくれた。
 こうして新たな戦士を加えた日産サニーは自信を取り戻したエンジン音と共に再出発した。


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 安心感の塊となった日産サニーは、助手席に陣取ったおじさんの指示通りに車輪を廻していった。ゾマホンと相棒は、まるで以前からの親友だったようにおじさんと談笑している。スーダンでこういう場面を日常のように目にしたり、見知らぬ者の集合体が楽しくイフタールを共にしているところに加わっていると、友人や他人といった境界線がボヤけ、もっと大きなくくりの中での集合体、いや、くくりというものがない中で人間は生きているのだと感じる。

 周りの景色は見たことないが、街中に近づいているらしきことはなんとなく感じられた。そして、車はまたしても、どこまでも続くクリーム色の壁の前で停まった。おじさんが自信満々でナビした場所は、僕が期待した場所と違ったことは言うまでもない。
 先程より2割り増しで鼻頭に汗を吹きながら「ここが言っていた場所だろ!地図通りだろ!な、な、な!!」と、おじさんの後ろ盾を得て”汚名返上”の熱意を自信満々嬉々として伝えるゾマホンに「違うんだけど・・・」と僕は言い出すことが出来なかった。
 「あ、あ、ありがとう。こ、ココでいいよ!それじゃ!!」と、ぎこちなく心とはうらはらな言葉を発する僕。もうこれ以上ゾマホン達が落胆するのは嫌で申し訳ないのと、正直このままこのツアーに参加していても、宿に帰れる気がしなかった。だから、ここからタクシーで帰ろうと思った。
 そのぎこちない態度に納得のいかないゾマホンは、「何だよ!地図の場所はここだろ〜!ほら、一緒に見てやるから、ちょっとこいYO!」とエンジンも掛けっ放し・鍵もかけずに車を降りて、その建物の入り口へと歩を進めていく。キーロックしないで大丈夫かと逆に気を遣ってしまうが、スーダンではそれでもいいらしく、他の2人もゾマホンに続いていく。

 頑丈なセキュリティードアと、鉄格子がはめられた80cm四方の受付窓口。その横に掲げられるは”UN HEADQUARTERS OFFICE”の金色表札。。。またしてもゾマホンはおじさんのナビのもと、国連関係施設に連れてきたのであった。
 受付窓口の奥でガンガンの冷房に当たるオフィサーからあっさりと「ここ違うよ」的なことを言われ、目を見開き”お”の口をするゾマホンと、”どうしよう顔”のおじさんに、表情をなくした相棒が顔を見合わせている。ソレを見つめながら頬をひきつらせる僕。いつか見た中東ドタバタコメディ映画の展開そのままになってしまった。。。
 ・・・「ゾマホン、もういいいよ。タクシーで帰るから・・・」彼らにも予定があるだろうに、こんなに時間をかけてもらって申し訳ない気持ちになった。しかしゾマホンは、僕のそんな言葉には耳を餃子のように閉ざし、鉄格子の受付窓口に地図をねじ込んで一生懸命オフィサーに場所を聞いている。なんかもう自分が納得いかないようだ。
 そして「あー!、ジャーミー・アルカビール!!(アルカビールモスクね!)」と叫んだ。。。あ、、いや、地図にも”UNスクエアー”のすぐ横にソレ書いてるし、一番初めにも言ったじゃん。。。心の中でつぶやきながらも、笑顔で顔を見合わせ、「何だよ、あそこかよ〜!」的なことを大声で話し合うゾマホンたちが堪らなく愛おしかった。


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 再出発して15分後。見覚えのある景色が見えてきた。やっと帰ることができたようだ。「そうそう、ここだよココー!!」僕が大げさに嬉しさを表現するとゾマホンはとても嬉しそうであり、助手席ドアミラー越しに見えるおじさんは、右肘をドアにかけたまましてやったり顔、後部座席で僕の隣に座る相棒は静かに外を眺めていた。

 「ついたぞーっ!!」4割り増しで鼻頭に汗を吹きながら、満面の笑みで振り返ったゾマホン。「ありがとーっ!」コチラも4割り増しで返す。
 さすがにと思い、お金を差し出す僕と、それを笑顔で制する相棒に、いいからいいからと優しい目で合図する助手席のおじさん。ゾマホンも表情そのまま首を横に振っている。
 目的達成でそっちの気持ちが治まっても、こっちの気持ちが・・・。まぁいいや、ココは最後まで彼らに乗っかろう!財布にお金をしまい、何度もありがとうを伝え、数時間を過ごした日産サニーを降りる。

 何かをやり遂げたゾマホンの笑顔と共に、雲ひとつない炎天下の中、軽快に走り去る日産サニーの後姿に手を振る。僕は反対方向に振り返り、彼ら同様軽快に行き交う車の間を縫って道路を渡る。
 スゲー時間かかって、遠回りして、疲れたけど、心に水と元気をもらった感じ。またまたスーダン人(ゾマホンはナイジェリアだけど)のいい人ぶりを見せつけられたツアーだった。
 「サラーム!」いつもと同じく、目のあった人と挨拶を交わしながら、自然に笑顔で宿へと向かう。僕の鼻頭に2割り増しで吹いた汗は拭きとらずに、歩き続けた。


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追伸

 翌日、タクシーに乗ってレジストに行くと、レジスト方法について少し知っているタクシー運転手さんは「こいつは日本人でアラビア語解らないからオレが一緒にって手伝ってやるんだっ!」とオフィス入り口のセキュリーティ係員に詰め寄るも、関係者以外ということで見事撃沈。残念そうな目でオフィスへと入っていく僕を見送るのであった。(運転手さん英語はあまり喋れないくせに、どうやって僕を手伝うつもりだったのだろうか。。。)
 1時間後、無事にレジストが終わっておじさんの元に戻ると、それはそれは自分事のようにとても喜んでくれた。こうなると、もう親切とかいい人とかいうレベルを超越しているような気がしてくる。
 また、宿泊先の宿には、つい最近日本に行ったというスーダン人男性がいた。彼元来の優しさに加え、「日本での時間は最高だった。とにかく出会う日本人がみんな親切で、感動したよ!日本人は世界一いい人だ!君は日本人であることを誇りに思うべきだね、絶対に!」と、その時に受けた親切心を返すかのように僕を気遣い、色々と世話してくれた。
 世界一いい人なスーダン人に「日本人はいい人だ!」なんて褒められると、とても嬉しくなる。
 人の気持ちを考え、人を気遣うこと。人として当たり前のことだけど、なかなかそうできない時もある。だけど、ここで受けた優しさや親切は、この先出会う人々に返していかなければ。優しさの輪廻を紡いでいこうと思う。

| Sudan | 19:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
エジプトへ飛ぼう!

Sat.21.Aug.2010 @Khartoum, Sudan to Alexandria, Egypt

 ここスーダンからエジプトへはナイル川を下ってナセル湖へと抜けるフェリーを使うことにしていた。
 しかし、そのフェリーは週1便(水曜)のみで、しかもここカルツームから国境の街まで行く事なども考えると、割りといいお値段と時間の概算請求となる。ん〜、どうしたもんかね。
 試しにネットで飛行機を調べてみると、なんと陸路&フェリーとそんなに値段が変わらないではないか!こりゃ行くしかないでしょ、一刻も早くエジプトの地を踏みたいのだから!



 朝一でエアアラビアのオフィスへ飛び込む。すると3時間後にエジプトはアレクサンドリアへ飛び立つ便があるではないか!「とにかくそれに乗せてくれっ!」その言葉で発券完了&そのままバックパックを宿でピックアップし、世話になった宿のおじさんに別れを告げタクシーに乗り込む。ジェットコースターのようにあっという間の出来事。こうやって自分の決断次第で、いつでもどこまでも行けることは旅の魅力の一つで、テンションも上がる。


 窓にべったりの子供。眼下の景色にワクワクするんだろうなぁ。しかもそのワクワクはおっさんになっても色褪せず体験できるのが嬉しいことだ。


 機内ではビデオ放送。これと全く同じ、人がマンホールに落ちたりガラスを割ったりといった、アメリカで8,90年代に作られた素人ドッキリ番組が東アフリカ各国どこでもテレビ放送されていた。笑いの原点といえばそうかも知れない。
 しかし以前、日本のナインティナイン関連の番組で、リアクション芸人(竜ちゃん)に対し、今後番組内で起こる全てのハプニングをアナウンスしてから収録するという企画をやっていたらしい。リアクション芸人泣かせと言えばそうだが、その先の笑いを追及する姿勢には、日本の笑いの前衛さを感じる。
 それをこっちで放送しても絶対にウケないと思うけど。



 スーダン上空・エジプトと、どこまでも続く砂漠地帯。永遠砂漠なんじゃないかと思ってしまう。国土が広いとはいっても、これならばどうしていいのかと考えてしまうが、そこにはきっと旨味があるから国土をめぐる紛争があるのだろう。勉強しなきゃね。


 そして現れる湖や川。その周辺には緑が茂り、豊かさをこれでもかと表現している。しかし、そのオアシス地帯のすぐ隣には砂漠がまたもや永延と広がる。その間には緑と砂漠が混ざり合った緩衝地帯・グレーゾーンはない。はっきりと緑か砂になっている潔さに、厳しさを感じる。

 そんなフライトも無事に終了。いよいよ今回の旅最後の国、エジプト入国です!

| Sudan | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
アフリカでやってきたモテ期についての考察

Thu.19.Aug.2010 @Khartoum, Sudan


 海外における日本女子の人気といえば、そりゃスゴイものである。理由はどうあれとにかくモテる。”made in Japan”製品同様にクリスチャン系からもイスラーム系からも絶大な人気を得ているので、「自分は美しい」と夢見がちな乙女となって帰国するマツコデラックスのような女子もたまにみかける。
 翻って日の丸男子はというと、こちらは全くと言って程モテない。聞いた話では何だか族とかいう聞いたこともない人々に続く世界第100位以下くらいの人気なのである。一生マイナーリーグ生活の芸人みたいなものである。時々、カナダ人キラーだったり、スッチーキラーだったりする日の丸飛行隊もいるが、基本的には生殖活動において最果ての民族なのである
 ところが、である。そんな最果て民族代表であり、ポンニチの唯一にして最強の強みである金すらないおっさんではあるが、最近何かと身辺が騒がしいのである。アフリカに来てワキ辺りから何だかキワキワなものが出だしたのかも知れないくらいに、各地の女子から黄色いお声がかかるのである。もちろん素人さんたちからである
 「そんなん勘違いじゃん!」という声がソッコー聞こえてくるが、まぁ待て。落ち着け。ハウス、ハウス。冷静にその時の実況見分を一緒にしてみようではないか。

〜その壱、ウガンダの女性〜
 「ところで、あなた日本人?私、日本人の彼氏がすごく欲しいの。結婚もしたいの。アナタどう?ちょっと!笑ってるけど私は本気よ。真剣に考えて!!」
 ケニア行きのバス予約をした時のことだった。ご当地にしては珍しくスラリとした黒人女性が予約カウンター越しにスイートな言葉をストレートにブチ込んできた。苦笑するおっさんに対する彼女の真っ直ぐな眼差しは、久しぶりに見た”何か”であった。
 「ごめんよベイビー」そう言って向けた背中に「次に来た時には必ず顔を見せてね!」とは切なくも美しい願いであった。

〜その弐、ケニアはナイロビの女性〜
 ナイロビのネット屋でのことだった。初日にスマートな対応をしてくれたちょっと体格はいいが、知的な感じのメガネをかけた女性に「明日もまた来るね♪」と言い残すと笑顔であった。
 そして翌日、ネットをし終え支払いをするおっさんへの彼女の「明日もまた来てくれるのよね?」という問いかけと、おっさんの「あっ、今夜の便でエチオピアに飛び立つんだ。」という答え....その後に続く「それじゃ、エチオピアからここに帰ってきたらすぐに寄ってね。。。」というマディソン群の橋にも出てこないような名セリフに返す言葉は何もなかった。
 ただ、心の中でバダーイ(さよなら)とだけ。。。

〜その参、エジプト大使館の女性〜
 エジプトビザを何とか即日発給してもらおうと頑張ったおっさん。(詳細は”嬉しいときには跳んでみる。”http://o-dokomademo.jugem.jp/?eid=313参照)彼女からは何も具体的な言葉はなかったが、おっさんのために頑張った彼女の働きぶりと最後の笑顔は勘違いの対象となるに十分であった。

〜その四、カルツームの屋台にて〜
 ラマダン明けの夜の屋台で一人、チキンにガッついている時だった。近くでフルーツジュースを売っているという女性が近寄ってきて、色々と話していく。初めはジュースを売る営業トークかと思っていたら、それだけに止まらず自分はエチオピアから来たとか、今はどうしてるとか身の上話をしだし、「ところで電話番号教えて。」と激流のナンパテクを使ってきた。思わずチキンが口から漏れた瞬間であった。

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 さて、以上のようなトピックスについて検証してみよう。
 (その壱)の場合はポンニチは金持ちであり、そこで結婚できればよりアッパーな暮らしが出来る!という人生に対する貪欲な想いが透けて見えるが、彼女のピュアな眼差しは本物であった。
 (その弐)の場合は営業トークの側面も垣間見られるが、ケニア人が男心を逆手に取るという細かい営業戦術を使ってくることは考えにくく、「割と本気だったかも、キャ!」ということにもなり得ると思うのだが、、、どうだろうか。
 (その参)の場合は、”自分の願いの為に頑張っているオモロイ人”という写り方だった可能性が多分にあるように思われる。しかし、実際には不可能な即日ビザ発給というミッションが達成できたという事実は「あなたの熱意に押し倒されちゃったワ、ウフ。」と変態妄想してしまうソースとなり得るのではないだろうか。
 最後の(その四)については、(その壱)のアッパー志向と(その弐)の営業戦術混合型というアナライズに落ち着くのではないか。しかしながら、ノーブラでビーチクの輪郭を浮かび上がらせるというエロチズムに加え、頭部にはスカーフを巻いて宗教に対する従順な姿勢を見せるという高度なアンバランステクニックを駆使してくる容姿には「あっ、今携帯買ってくるからちょっと待ってて」と思わず言いそうになる魔力があった。

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 以上、一人妄想を膨らませながらの考察であったが、こう出来事を並べて冷静に考えてみると、そこには愛も未来もロマンスも、ポジティブなものはなーんにもなく、何よりも健全なる思考が欠落していることに気付かされるわけである。
 あるのはただの妄想と、「おっ、おっさんもまだまだ枯れてないね!」と、ギュウギュウ詰めの乗り合いバスの片隅で一人ほくそ笑んでいたアホな顔だけなのである。
 しかし、それでいいのである。「人間は妄想する葦である」とはエライ人の言葉。そして「イタチ」とは魔法の言葉。それで楽しい気持ちになれるのなら願ったり叶ったりなのである。
 人は笑顔になれた分だけ幸せになれると思っている。たとえ妄想でも、しかめっ面でゴニョゴニョ言ってるより百倍いいのである。
 「もしも誰かが、何百万も何千万もある星のうち、たったひとつに咲いている花を愛していたら、その人は星空を見つめるだけで幸せになれる。<ぼくの花があのどこかにある>って思ってね。」という王子様は最高の妄想家であり、最強にカッコイイのである。
 妄想とはこれ以上ないステキな魔法なのである。モチロン、健全であればの話ですが、、、何か?

| Sudan | 23:47 | comments(2) | trackbacks(0) |
Sunset On The River Nile @ Khartoum

Fri.20.Aug.2010 @River Nile in Khartoum, Sudan



 ウガンダで見たホワイトナイルとエチオピアで見たブルーナイルが合流する街カルツーム。
ナイルを追いかけるこの旅も、残すはエジプトから地中海へと流れ出すポイントを目指すだけだ。

 美しきナイルの夕陽に目を奪われ、すれ違う優しきスーダン人の瞳に心和まされる。最近擦れていた心がここスーダンで解されているのが自分でもよく分かる。

 あともう少しだ!自然と笑顔で、前のめりな気持ちになってます。  

| Sudan | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
スーダンあれこれ

Fri.20.Aug.2010 @Khartoum, Sudan



 暑さで車もヘロヘロ?いやいや、こう見えてバリバリの現役タクシーです。

 サラーム!みなさんお元気で?
 酷暑の日本では熱中症による入院患者が3万人という話を聞いたけど、おっさんもここスーダンで熱中症&脱水症をおこしそうです。とにかく暑くて乾燥しているので、水分補給をしないとすぐに路上で轢かれたカエルのように干からびます。
 そして、そんなサバイバルなシチュエーションの中、何よりもおっさんのスウィートハートを悩ませているのが、今イスラーム諸国はラマダン(イスラームの断食月)だということです。

 ラマダン期間中は日の出から日没まで飲食をしません。夜明け前(4時くらい)に食事をした後しばしの仮眠を取り、それから仕事へGOします。日中は一切の飲食をせず、日没後にイフタールと呼ばれる食事をみんなで摂ります。これは飲食店から無料で出され、その辺のみんなで一緒に食べたりします。イフタールの後は夜遅くまで出店で買い物したり食べたり、シーシャを吸ったりして楽しみます(しかし、残念ながら基本的にこの国にお酒はありません)。この期間は子供達も日付が変わっても騒いでます。(ラマダンは苦行なだけにも見えますが、ちょっとしたお祭りでもあります。)その後少し寝て、また夜明け前の食事を摂って2度寝して、仕事へGOというサイクルとなります。
 こんな完全夜型生活&干からびるような暑さになる日中は、仕事の能率が恐ろしいほど低下し、古文・漢文の授業中の高校生のようにオフィスの机につっぷしてヤル気ゼロを体中で表現する人が殆どとなります。また、扇風機のある昼間のジャーミ(モスク)は男たちの雑魚寝場と化しています。おっさんもそこでボーっとしています。
 ちなみに小売店は昼間もやっているから水分やビスケットなんかは買えますが、飲食店はのきなみラマダン閉店のため食事は夜までできず。。。おっさんまた痩せそうです。

 あと、ラマダン中は日中タバコを吸うのも禁止となる敬虔な人もいるようです。そんなストイックな生活について、おっさんの素朴な疑問がありました。「ラマダン中はメイクラブするのか!?」と。
 それには、ケニアで会ったパキスタン人が落ち着き払ってこう答えてくれました「ラマダン中はメイクラブしないショコラン。」と。
 「じゃー、ラマダン明け9ヵ月後にはイスラム圏で子供が生まれないの?ねぇねぇ。」というおっさんの質問には「そ、そういうこともないですサラーム。」ということでした。

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 タクシーの運ちゃんもコーラン持参です。

 スーダン人はウワサ通りチョーいい人!みんな親切だしピュアハート全開で旅人であるおっさんを気遣ってくれます。
 商店でお金の支払いが足りない時も「明日来る?じゃーその時でいいよ。」と、この国の人々がどれだけ騙したり欺いたりしないのか、そんな日常生活での態度や性格を見せつけてくれます。
 しかし、日中は乾燥した砂埃が熱風によって舞うものだから、女性も子供も笑顔でペッペと唾を吐きまくっています。いい人なんだけど....ねぇ。。。


  
 同じ町や国でも、そこをどう感じるのかは人それぞれですが、その人がどこから来たかということも重要なファクターとなりえます。しかし、おっさんの場合、ここの前にいた国での体験どうこうを抜きにしても、スーダン人の優しさは格別な気になってしまいます。
 今まで色々な国の色々な人に沢山の親切や優しさをもらいましたが、それに輪を掛けてこの人たちチョーいい人たちです。


 ついでに、スーダンのイスラム度数について考えて見ます。
 街角や公園なんかでも男性だけでかたまりダベっています。そことは離れて女性と子供だけでかたまっています。そうはいっても、男女が一緒に歩いている姿は見かけますが、手を繋ぐなんてことはありません。
 バス等の交通機関では男女とも一緒で、イランのように男女間で入り口も座るスペースも別ということはありません。
 おっさんの大好物アルコールも基本的にはありません。ナツメヤシを発行させた闇酒があるらしいですが。。。
 みなさん敬虔なイスラム教徒のようですが、街中を歩いた感じではイスラム度数「中」という印象で、ラマダン中の飲食問題と暑さを抜きにすれば旅人にはとても居心地がいいです。


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 さて、チョーいい人達のスーダンですが、ラマダン期間の今、さすがに日中人前で水を飲むことは例え異教徒であってもはばかれる雰囲気。ってか、マジでいい人揃いのスーダン人が我慢している目の前で、自分だけゴクゴクと喉を鳴らして「プッハー!生きてるね!」なんてことはこのスウィートハートが許しません。
 まぁ我慢する理由はソレ以外ないので、安宿の自室ではガブ飲みするんですが、外出時が困ってしまいます。こっそっり隠れて飲もうにも、隠れる場所が街中には少ないのです。なぜなら、隠れるとなれば当然建物の間などの日陰となるのですが、暑いのでみーんな日陰でダラ〜としている。日陰に人影ありといえば忍者のようにカッコ良くも聞こえますが、みな忍びには程遠いくらいリアルにダレています。 
 そんな過酷な外出先で半分ミイラ化しながらも、何とか部屋に戻って水分補給。一日4リットルぐらい飲んでます(しかしその殆どがコカコーラという糖分摂取に関する問題は、この際そっと部屋の片隅に置いておきます)。ところが、それだけ飲んでも殆ど全て発汗してしまうようで、全くと言っていい程トイレに行かないです。ってか尿閉かと思ってしまいます。マジで。
 そして、夜になってやっと排泄されるソレは驚くほどゴールデンであり、縮尿とはこのことだとリアル人体実験にもなっています。

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 夕方。だいたい19時頃にラマダン明けの食事イフタールを近所の人達やみんなで食べますが、その時は通りから人が誰もいなくなります。本当にゴーストタウンです。
 そして今日も19時過ぎに歩いていると、見知らぬ人々に「ココに座りなさいよ」と声を掛けられ、一緒にイフタールを食べます。
 彼らは食事の後祈ります。おっさんは彼らと同じように祈ることはできないけど、何かに感謝したい気持ちになります。食事や日々の暮らし、人々の優しさ、そして今日という日に感謝をしてみます。

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 夜になって涼しくなると人々は活発に動き始めます。昼間のダレ具合が嘘のようです。やっと飲食店が開店し、チャイ屋のおばちゃんたちもどこからか現れてきます。


 こんな看板どおりに力湧く料理をサーブしてくれたららいいのですが、チキンとチャパティに生玉ねぎ少々と、コーラ飲み過ぎと相まって栄養面で考えてしまうメニューが毎夜続いています。

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 シングルで25SD(≒900円)。ここスーダンの宿代とクオリティーのギャップは今まで泊まった色々な安宿の中でも上位ランクイン間違いありません。
 写真では結構キレーに見えるけど、実際は・・・。トイレはかなりイカツイ感じで、いくらおっさんでも今回ばかりは掲載を自粛してしまうくらいです。それでも興味のあるというスカトロラックスな人はご一報ください。メール添付にて個人的に公開しますので。

| Sudan | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
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